揉み返しとは？どういう状態のこと？なぜ起こる？

栃木県宇都宮市で整体をメインに行う
元気の森整骨院・元気の光整骨院

代表の川野辺　弘です。

今までの経験でマッサージ・指圧・整体・
リラクゼーションなど受けたとき、

・なんだか余計に痛くなった！
・揉んでもらったところが筋肉痛のようになった！
・受けたあとに急にダルくなった！

こんな経験したことありませんか？

より良くなりたいと思っていたのに
結果として、望む反応とは異なる状態
になってしまった！と
思われること・・・ありませんか？

どうしてこのような反応が起きるのか？
その理由の解説と対処法を御説明致します。

揉み返しとは、どんな痛みですか？

ツボ押しやマッサージなどで身体に刺激
を与えたことで起こる筋肉の痛みを
「揉み返し（もみかえし）」
と呼んでいることが多いと思います。

例えば、運動後に起きる筋肉痛や
長時間入浴したり、1日に何度も入浴
することで起こるような「湯当たり」
に似た経験ありませんか？

 揉み返しは、なぜ起きるのか？

中には「自分は痛みに強い！」とおっしゃる方も
いらっしゃいますが逆に、
痛みや刺激に弱い＝敏感な方もいらっしゃいます。

痛みに強いからいいということでも
痛みに弱いからいけないという
ことでもありません。

感覚の違いは、個人差もあり、様々です。
人間の感覚は表現する際に、
具体化するのが難しいものです。

定期的に運動を継続している人と
数年ぶりに運動を再開したという人では
筋肉に入る運動の刺激量は同じであっても
筋肉痛が出る？出ない？に差が生じることは
よくあることです。

定期的に運動を継続していると
筋肉への負担も少なく、反応も少ない。
逆に筋肉への刺激を長く受けていない場合ですと
反応は大きく出てしまいます。

聞いたことがあるかと思いますが、
運動再開時に「最初は少なく」とよく言われる
理由の１つに、運動による筋肉痛の発生を
最小限に留める意味もあります。

指圧やマッサージ・整体などの
手技療法で身体に与える刺激も
運動などで身体に与える刺激も
同様の反応を示すことが多く
揉み返しで起こる反応の多くは
筋肉痛といいます。

揉み返したら、どうしたらいいのか？

回復効果を得る為には、
入浴で得られる温熱効果や
運動で得られる運動効果、
手技療法などで得られる回復効果など

このような様々な効果を効率的に
得られるようにするための
ポイントとして適量が重要です。
市販薬・処方箋などでも1回で使用する
適量が示されますが
多ければ高い効果を得られるものでは
ありません。

強い・多い・長いは逆効果

感覚には個人差が大きいと
申し上げた通り、
特にマッサージや整体では
早い回復を求める場合、
「強い刺激」を求めるケースがあります。
「もっとやって欲しい」
「我慢しますので、大丈夫です」など・・・

どうやら「強い＝効く」というように
思われているのでしょうか。
確かに、強くすることで大きな効果を得て
早い回復を求めることは
誰でも同じだと思います。

残念ながら、強い刺激を与えても
刺激に敏感な体質ではデメリットに
なってしまいます。

運動を再開するケースでも
早く運動効果を得ようと一度に多く
長時間の運動をすると一瞬にして
筋肉痛を発生させてしまいますよね。

早く結果を得たいお気持ちは
理解できますが感覚神経を持つ
人間の身体は思い通りに
反応してくれないのが現実です。

専門家の意見を素直に聞く

身体を診ている私たちの立場から
お話をさせて頂くと、やはり経験値で、
適切なアドバイスができます。

逆に、お客様は専門的な知識もないので
つい、素人の考えが出てしまい、
結果的に身体を痛めてしまう
そんな可能性もあるので
専門家の意見をお聞きになると良いと思います。

温める？冷やす？

結論から申し上げると「先ずは冷やす」です。
運動後やマッサージなどの施術後は
温めない方が身体にも優しいと言えます。

状況によって
温める？冷やす？のどちらか？
判断に迷うケースがあると思います。
そのような時は、専門の先生にご相談ください。

温まるのが良いのでは？と思うかもしれませんが、
マッサージや整体など手技療法は
運動するのと同様の反応を身体に与え
体力を奪います。

運動やマッサージ、整体で身体の
血液循環が良いところに
更に入浴を長時間すると、
血流が更に促進され、身体には
負担になってしまいますので、
多少注意が必要です。

アルコール・飲酒は避ける

運動や施術後は筋肉が緩み
血行が促進されている状態です。
アルコールの摂取で血流を促進
してしまうのは、身体には過酷な
状況を強いる結果になります。

血管や心臓に大きな負担になり
血圧上昇の可能性もありますので
揉み返しが起きているかなぁ？と思う時は
アルコールの摂取は控えて欲しいです。

もし、揉み返しや全身の筋肉痛を
感じた場合、できるだけ早めに、
身体に負担なく効率的な対処法を解説致します。

水を多く摂る

筋肉が大きく反応している状態ですので
できるだけ多くの水を摂取してください。

傷んだ筋肉組織や老廃物をできるだけ
体外への排泄を促すようにします。

お茶やスポーツドリンクよりも
水に多く酸素を含んでいることで
老廃物を効率的に排泄するためには
水の摂取がベストになります。

局部的に熱のある場所は冷やす

身体の一部が熱感状態であれば
5分～10分程度のアイシングを行うのも
有効です。1度に長く冷やすのではなく
1時間以上間隔を開けて
冷やすことを繰り返すといいでしょう。

入浴はシャワー程度

お湯の温度を低めに設定して
短めに汗を流す程度の入浴が望ましく
できるだけ身体を温めることは
避ける方がいいでしょう

早めに休む

身体に大きな刺激が入って、
体力も奪われている状態ですので、
早めに休養を取っていただく方が
お身体には最適です。

可能な限り、睡眠をしっかりと
取っていただくことがいいでしょう。

人間の感覚は無意識に「早く良くなりたい」
「刺激を求めたい」など求めることがあります。

その気持ちは、理解できますが、
逆に身体は正直に反応を出してきます。

例えば、美容師さんから
「すごく肩が凝っているね～」と言われながら
ガンガン揉まれ、
逆に痛くなったなどの経験はありませんか？

身体についてやはり専門家に診てもらうことが
とても大切ですね。

株式会社元気グループ
元気の森整骨院
元気の光整骨院

代表取締役　　川野辺　弘

厚生労働大臣認定　柔道整復師
公益社団法人　栃木県柔道整復師会　会員

経歴:
1993年　福岡県春日市田中整骨院勤務
1998年　栃木県宇都宮市越戸町   元気の森整骨院開設
2009年　栃木県宇都宮市下岡本町　元気の光整骨院開設