みなさん、こんにちは。
宇都宮市内で2院整骨院をしています。元気グループ代表の川野辺と申します。
今回は「整骨院の保険施術とは?!」というテーマでお話したいと思います。
私が整骨院を開業したのが、平成10年でした。その頃は、未だ整骨院が少なく地域に1つか2つあるぐらいでしたから整骨院にかかったことがある方は少なかったかもしれません。
整骨院の看板、見たことありますか?
現在は「整骨院・接骨院」も数多く見かけるようになって、コンビニエンスストアや歯医者さん、美容院と同様ぐらいにあるので、一度や二度かかったことがある!というだけでなく、1か所2か所ぐらいはかかったことがある!という方もいるのではないでしょうか。
さて、テーマにありますように「整骨院の保険施術とは?!」整骨院の先生は「柔道整復師」という国家資格を持っているため、皆さんがお持ちの保険証を利用することは可能です。
但し、本来保険適用な範囲というのがありますので、再度お伝えさせて頂きたいと思います。
整骨院・接骨院には「健康保険」が「使える場合」と「使えない場合」があるのをご存知でしょうか?
実際に健康保険が使える場合
・骨折、不全骨折、脱臼 ※骨折、不全骨折、脱臼には医師の同意が必要です。
・捻挫(ねんざ)
・打撲
・挫傷(ざしょう):肉離れ
逆に健康保険が使えない例
・日常生活での慢性的な肩こり、筋肉疲労等
・疲れた身体をマッサージ代わりに利用
・脳疾患後遺症などの慢性病や症状の
改善が見られない長期の治療
・他の保険医療機関(整形外科など)で
同じケガ等の治療中
また、健康保険が使える場合については「ケガした原因」を正確に伝える必要があります。
例えば「いつ、どこで、どのようにして、痛めた」などです。
改めて、お聞きしますが人がケガをする時って、そんなにマメにケガすることって少ないですよね。 更に言うと「いつ、どこで、どのようにして、痛めた」など、覚えているタイミングは少ないと思います。
あなたは「整骨院派?」「整形外科派?」
そして、多くの方々はケガをした場合に行く所が「整骨院・接骨院」よりも「整形外科」に行くケースが多いと思います。
理由には医師であること。病院でレントゲン検査をしてくれるところ!と思い、何となく病院に行くほうを選択すると思います。
私たちは、本来ケガを専門に「手当て」で治療し、回復させる技術を持っているのですが、なかなか人々には伝わることが難しいようです。
業界のなかでも「地域の方々に整骨院・接骨院は、こんなことができますよ」とアピールしても伝わってないことが課題と言われています。
元気グループの整骨院では、小学生や中学生などが部活動にて「足首をひねった」「膝を痛めた」や成人の方で「何月何日の休日に家で重い段ボール箱を持ち上げた時、腰をひねって痛めた」など原因などが明確な場合は、健康保険が使えますので、安心してご来院ください。
最近の整骨院では・・・
しかし、最近の整骨院・接骨院では、原因が曖昧ですが保険が適用で行っている院や保険と保険外を合わせた治療で行っているところも多いと聞きます。
また、多くの整骨院で先生から「今後、保険者から調査のような用紙が届く場合があるかもしれませんが、そのような時には・・・」と話を聞くこともあったかと思われます。
皆さんが入っている保険者も健康保険料が逼迫され、患者さんにアンケートを送るところもあり、その届いた用紙をどのように対応して良いかわからなかったり、迷ったりした経験があると思われます。
まとめ
今一度、ご自身が通院した時にケガであったか?原因が正確であったか?思い出してみて欲しいです。その際、曖昧な状況で対応していた場合、後に患者さんにご迷惑をおかけしてしまう恐れがあります。
単に整骨院は保険が使用できるから(低料金だから)というイメージをもって通院してしまうと大変なことになってしまうのです。
今一度、みなさんで正しい知識をもって整骨院・接骨院にかかりましょう!