みなさん、こんにちは。
宇都宮市内で3院整骨院をしています。元気グループ代表の川野辺と申します。
今回は「好転反応について」というテーマでお話したいと思います。
好転反応の経験ありますか?
「えっ!好転反応? 何ですかそれ? どんな意味?」そんな方が多いのではないでしょうか。そもそも好転反応とは!というところから説明させて頂きます。
ネットの検索で調べると「好転反応とは、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと。反応の程度はさまざまであり、漢方薬の知識体系で瞑眩(めんけん)と言い、病状の改善が現れる前の一時的な悪化であり、経験上3-4日まで持続することが多い」と書かれています。
ただ、分かりやすく言いますと施術後、一時的に良くなるために起こる身体の反応のことを言います。具体的には、だるさや眠気がいつもより早く感じる場合もあり、ときには痛みや発熱が起きることもあります。
文字通り「好転」と書かれているのですが「身体の状態が良い方向に向かって起きる不調?」と言われるとピンとこないですよね!でも、ご安心ください。好転反応が起きる方は、稀です。絶対起きるという訳ではありません。だからと言って絶対起きないという訳ではありませんので、もし起きたとしても安心して頂きたいため、分かりやすく説明させて頂きます。
「揉み返し」と「好転反応」って何がどう違うの?
先ほどお伝えしたように好転反応は身体の状態が良い方向に向かって起きる不調に対して、揉み返しは、痛む場所が特定で痛み、1週間近く痛いままが続くという風な感じです。
もう少し細かく言うと
好転反応とは「身体が回復に向かっているサイン」
・痛み以外にだるさや眠気が襲ったりする感覚
・痛みはそんなに強くない
揉み返しとは「身体が傷ついているサイン」
・施術した場所、一点が痛く感じる
・2,3日でも改善しなく1週間近く痛みが続く
・不快な感じが続く
この違いをみると明らかに「好転反応」と「揉み返し」に違いがあることが分かるのではないでしょうか。
身体についてお話すると結果的に揉み返しは「筋肉の繊維を傷つけてしまった」ことで起きる現象だと思います。例えば、ガチガチな肩こりで、強い力を加えてもあまり感じにくいお客様がいます。感じないからと言って「先生、もっと強く押して!」などリクエストされて、つい施術者が強く推すことでお客様は満足感が得られるかもしれませんが以外と筋肉を傷つけているケースが多いのです。気持ちがいいと思っても翌日になったら「何だかここだけが痛むな」など起きてしまうと「あとの祭り」になってしまいますから、万が一、お客様が好転反応なのか揉み返しなのか分かりにくい場合は、遠慮なく担当の先生に聞いてください。
改めて「好転反応」ってどんな感じ?
・身体の慢性的にこっているところをほぐすことで、身体の中の溜まっていた疲労物質(活性酸素等)や老廃物が血液中に流れ出します
・一時的に疲労物質(活性酸素等)や老廃物が血液中に流れめぐる為、身体全体的に痛み、だるさ等の症状が現れる
・ちなみに個人差はありますが起きても2~3日でおさまるケースがほとんどです
どんな人が「好転反応」出やすい?
好転反応は施術を受けた方、全員が起きるわけではありません。また、起きたとしても不調な感覚や期間も人それぞれです。ただし、身体のゆがみが大きい方や自覚はないが凝り感が激しい方は好転反応を起きやすいケースがありますので事前準備として下記の内容を知っているとお役に立つかもしれません。
「好転反応」で起きる不調ベスト3
・だるさ、疲労感、眠気
・身体全体の痛み、かゆみ
・下痢、尿の色が濃い、発熱、吐き気
繰り返しますが、こちらの内容は「身体の状態が良い方向に向かって起きる不調」ですので、心配されず、改めて身体がより良くなろうとしているのだなと思って頂けたらと思います。
要は、身体全体が血行不良だったりするところを一気に良くしようと血行が流れますので、汚れた血液が体内をめぐると色々な反応が起きると思っています。
もし、好転反応が起きた時どうすれば?!
好転反応かと思ったら次回お越し頂いた時には遠慮なく担当の先生にお伝えください。
また、家での過ごし方は「安静にして休むこと」が理想です。
よくあるのが、施術初日の夜、いつもよりも眠いなぁ~と思った時は、好転反応ですので、早めに睡眠をとることをお勧めします。また、身体の疲労物質や老廃物を排出するためにもお水を飲むことをお勧めします。
まとめ
施術を受けた夜や翌朝に痛みやだるさが起きた場合は好転反応というものです。2~3日でおさまるケースが多いですが、1週間近く続く場合は遠慮なく担当の先生に伝えてください。お客様と一緒に悩みを改善していくことが私たちの仕事です。小さな心配事や不安なことがありましたら遠慮なくお伝えください。